兄弟で勉強のタイプが違うと、
お母さんは、学校や塾の宿題や家庭学習、習い事、いろいろな面で、
悩んでしまいがちです。
先日、保護者面談があり、お母さんからそのような悩みを伺いました。
小学生の兄弟で塾に通ってくださっているご家庭ですが、
兄は勉強がよくできてコツコツ型。
弟は、勉強はお母さんがついていないとやらないし、途中でほったらかしても気にならないし、先に遊びたいタイプ。
家で、一緒に勉強させたいのに、なかなかうまくいかないし、
弟につきっきりになるので、兄が不満を抱えるようなことがよく起こるという悩みでした。
さらに話をよく聞いていくと、
どこかへお出かけした時に、兄弟に本を買ってあげることがよくあるのだそうです。
兄は、ゲームを買ってもらったりするのと同じように本を喜ぶのだそうですが、
弟は、買ってあげても全然うれしそうではない、とのこと。
ここで、ピーン!と、きました。
お母さんは、二人に同じにしてあげなければならないと思っているので、
二人に本を買ってあげていると思うのですが、
兄には、「本=娯楽」で、うれしいものでも、
弟にとっては、「本=勉強」で、やらされるもの、
としか感じられていないのではないでしょうか?
お母さんにとっても、兄にとっても、
本を平等に買ってあげていることになっていますが、
弟は、不公平に感じていませんか?
だから、家庭での勉強の時にその不満がでるので、
結果的にお母さんに手を焼かせ、
兄に不満を抱かせることになってる場合がありませんか?
そのようにお母さんとお話ししたところ、
お母さんが、すごく思い当たることがあったようで、納得してくださり、
「二人に同じにしてあげてるつもりでも、たしかに、そうですね。
と、明るい表情になって面談を終えました。
これは、「平等」と「公平」という考え方になるのですが、
平等と公平の話は、また次回にしますね。
白石教室・北山あさえ
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