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2021年11月11日木曜日

公立高校入試の新しい解答用紙

北海道教育委員会(道教委)は、1029日に、2022(令和4)年度以降の公立高校入試において、一般入試の学力検査で用いられる解答用紙の見本を発表しました。

学力検査における解答用紙の様式(サンプル)

 今回発表された解答用紙の見本は、この春に行われた2021(令和3)年度の公立高校一般入試の入試問題をもとに作成されたたものになります。北海道教育委員会のウェブサイトにおいてPDF形式で公表されており、国語・数学・社会・理科・英語の全5教科分を閲覧することができます。なお、これまでの解答用紙の大きさはB4版でしたが、A3版へと変更されます。

(英語の解答用紙の見本)

 2022(令和4)年度入試から、公立高校入試の一般入試は大きな変更が予定されています。学力検査においては、学校裁量問題・標準問題の区分を廃止し、全生徒に同一の問題が課されます。全教科で基礎的・基本的な知識および技能、に加えて思考力・判断力・表現力等をバランス良く出題する新しいタイプの問題への移行が予定されています。得点についても、これまでの1教科60点満点、5教科合計300点満点から、1教科100点満点、合計500点満点への変更が行なわれ、解答時間が、各教科45分間から50分間へと5分延長されます。聴き取りテストの配点は、全体の25%だったものが、全体の3035%程度に増加されます。

 澄川教室・鈴木

2021年10月28日木曜日

札幌圏 私立高校受験情報

 札幌圏の私立高校の受験に関係するご案内です。

1.札幌聖心女子学院高が募集停止を決定しました。

東京の学校法人聖心女子学院が、札幌聖心女子学院中学・高校における、2023年度以降の生徒の募集を停止することを発表しました。中学、高校いずれも募集停止となり、2025年3月末に閉校となる予定です。発表の要点は次の通りです。

①来春の中学入試・高校入試は行ないます。

②来春の入学生の高1を含む新高1~新高3は札幌聖心高で卒業する予定です。

③来春の入学生の中1を含む新中1~新中3は、高校進学時に、本州の聖心女子学院系列高校または道内のカトリック系高校へ進学することになる予定です。

詳細は『札幌聖心女子学院 2023年度以降の入学者募集停止のお知らせ』にてご確認ください。

2.B日程からA日程に移る高校があります。

 北海道では、私立高校の一般入試がA日程とB日程に分かれており、面接等がない学校では1日間、面接等がある学校では2日間の日程で行われます。A日程とB日程の学校それぞれから1校ずつ選んで併願することが可能ですが、同一日程内から2校を受験することはできません。


2021年度からの変更点としては、札幌大谷高札幌新陽高B日程からA日程へ移っています。

2022年度の日程は、以下のようになります。石狩地区の高校のみご紹介いたします。

【A日程】2022年2月15日(火)

北海学園札幌高,北海道科学大学高,札幌大谷高札幌静修高,札幌北斗高,札幌光星高,札幌山の手高,札幌新陽高,

東海大学付属札幌高,札幌創成高,札幌聖心女子学院高,札幌日本大学高

【A日程】2022年2月15日(火)・16日(水)

(石狩地区該当校なし)

【B日程】2022年2月18日(金)

北海高,北星学園大学附属高,立命館慶祥高,札幌第一高,酪農学園大学附属とわの森三愛高

【B日程】2022年2月18日(金)・19日(土)

北星学園女子高,北海道文教大学附属高,札幌龍谷学園高,

詳細は以下のリンクをご参照ください。

『令和4年度私立高等学校(全日制)一般入試A・B日程表』

以上の日程は一般入試のものであり、推薦入試・専願(単願)入試等で受験する場合は別日程となりますので、それぞれの高校の最新の募集要項でご確認ください。また、最新の情報は、「私学ナビHOKKAIDO」のサイトや、各高校のサイトなどでご確認ください。

 澄川教室・鈴木

2021年6月16日水曜日

公立高校一般入試の平均点

  北海道教育委員会は6月15日、2021年3月に行った公立高校一般入試の学力検査の結果を公表しました。北海道では、各高校の裁量によって利用を決める、難易度の高い『裁量問題』と、一般的なレベルの『標準問題』の2種類の入試問題が使用されています。


 

5教科合計(1科目60点満点で300点満点)の平均点は、『裁量問題』が193.1点(2020年度183.4点で+9.7点)、『標準問題』が135.0(2020年度125.0点で+10.0)、といずれも大きく平均点が伸びました。

教科別を見てみますと、数学の標準問題が28.3(2020年度23..2点で+5.1)、裁量問題が33.9(2020年度30.1点で+3.8)、と近年にない上昇を見せています。裁量問題のない理科は30.1(2020年度26..0点で+4.1)と、これも大きく伸びました。国語の裁量問題のみ平均点が下がり37.9(2020年度38..4点で-0.5)でした。

北海道では新型コロナウイルスの影響で、2020年の2月末から中学校の休校が始まり、実質3か月間の休校となったため、全教科で出題範囲の縮小が行われました。英語では中学3年最後の『関係代名詞』、数学では中学3年後半の『相似な図形』『円周角』『三平方の定理』が除外され、例えば数学の図形分野の出題はすべて、中学1・2年での履修範囲からとなっていました。道教委は入試直後のコメントとして「例年と変わらない難易度にした」と発表しておりましたが、実際には平均点は大幅に上昇したことになります。

 2022(令和4年)3月の令和4年度入学者選抜より、北海道の公立高校の入試の仕組みが変わります。難易度の高い『学校裁量問題』が無くなることにより、現在の『標準問題』のレベルの問題に統一される、ということは無さそうです。むしろ『標準問題』が無くなって、現在の『裁量問題』の方へ近づいていくのだ、と予想されます。

教科書丸暗記型、一問一答型の勉強法だけでは、通用しない入試にだんだんとなってきています。来年度以降は、この方向性がなお一層強化され、記述問題、資料の読み取り問題、複数単元の融合問題が更に増えていくことでしょう。教科書の本質を身につけた上で、さらに『考える力』を発揮できるようになることが求められています。

澄川教室・鈴木

2021年5月5日水曜日

2022年度道内私立高校入試日程

  少し前のことになりますが、3月の末に、2022年度(令和4年度)の北海道の私立高校の入試日程が発表されております。

北海道では、私立高校の一般入試がA日程とB日程に分かれており、面接等がない学校では1日間、面接等がある学校では2日間の日程で行われます。A日程とB日程の学校それぞれから1校ずつ選んで併願することが可能ですが、同一日程内から2校を受験することはできません。

2022年度の日程は、以下のようになります。石狩地区の高校のみご紹介いたします。

 

【A日程】2022年2月15日(火)

北海学園札幌高,北海道科学大学高,札幌静修高,札幌北斗高,札幌光星高,札幌山の手高,札幌新陽高,東海大学付属札幌高,札幌創成高,札幌聖心女子学院高,札幌日本大学高

【A日程】2022年2月15日(火)・16日(水)


(石狩地区該当校なし)

 

【B日程】2022年2月18日(金)


北海高,北星学園大学附属高,札幌大谷高,立命館慶祥高,札幌第一高,酪農学園大学附属とわの森三愛高


【B日程】2022年2月18日(金)・19日(土)


北星学園女子高,北海道文教大学附属高,札幌龍谷学園高,

 

2021年度からの変更としては、札幌新陽高がB日程からA日程へ移っています。

以上の日程は一般入試のものであり、推薦入試専願(単願)入試等で受験する場合は別日程となりますので、それぞれの高校の最新の募集要項でご確認ください。また、最新の情報は北海道私立中学高等学校協会のサイトや、各高校のサイトなどでご確認ください。

 澄川教室・鈴木

2021年3月24日水曜日

【速報】2022年度北海道公立高校入試の変更点

 

北海道教育委員会(道教委)は3月22日に、『令和4年度道立高校入試の変更点について』と題するリーフレットを発行しました。

これまでの道立高校入試との変更点として、

① 『裁量問題』『標準問題』の一本化

② 得点を各教科100点満点の500点満点とする。

③ 試験時間を各教科50分とする。

ここまでは既に発表されていました。このブログにおいても紹介しています。


 今回新たに追加で発表された点について見ていきたいと思います。

④ 『英語』の聞き取りテスト(リスニング試験)の配点と方式が変わる。 

 今年度までの試験では、『英語』の聞き取りテストの配点は、60点満点中15点で全体の25%を占めていました。来年度からは100点満点中30~35点となり、聞き取りテストの割合は全体の3分の1に引き上げられることになります。

 また、今年度までの試験では、聞き取りテストの問1、問2、問3すべてで問題を2回読み上げていましたが、来年度からは一部で1回のみの読み上げとなります。

 文部科学省は英語について「読む」「聞く」「書く」などの技能を重視する方針を示しており、北海道でも、この3技能をバランス良く出題に反映すると同時に、難易度を引き上げる、ということのようです。

⑤ 解答用紙が大きくなる。

 現在B4版の解答用紙が、A3版になります。単に解答用紙が大きくなるというだけではなく、記述式の解答の占める割合が更に増加することが予想されます。

また、各高校の裁量で実施できる『実技等』の項目が「実技・面接・作文」から「実技・面接」に変更されており、代わりに国語の試験でこれまでよりも文字数の多い「作文」が出題される可能性があります。

⑥ 定時制課程で自己推薦入試の導入

各高校の裁量で、定員の30%程度まで自己推薦入試が実施できるようになります。

以上、詳細は道教委ホームページで見たりダウンロードすることができます。高等学校入学者選抜情報のページ内、「令和4年度以降入学者選抜について」をご覧ください。

澄川教室・鈴木

2021年3月10日水曜日

学力点:学習点の比は? 変化する高校入試③

2022(令和4年)3月の令和4年度入学者選抜より、北海道の公立高校の入試の仕組みが変わります。この入試改革で、実際にどのような変化が起こるのでしょうか。先週に引き続き、残りの2点についてお話してみたいと思います。

・60点満点×5科目で300点満点から100点満点×5科目で500点満点へ

・試験時間が各教科45分間から50分間へ5分延長

  配点が増えて、解答時間が伸びるということは、記述式問題の増加が予想されます。国語の解答の指定文字数の増加、数学の文章題や関数、図形の問題、理科・社会での記述式問題、英作文といった、現在既に用いられている出題形式において、より一層の強化が図られる可能性があります。

 もともと『学校裁量問題』が導入された経緯として、当時の『標準問題』が成績上位層にとって得点しやすく、高得点を取る生徒が続出し差がつきにくい、言い換えれば合否を決定しにくい、という課題がありました。今回の入試改革によって、かつてのこのような課題は生まれにくくなりそうです。 

 また、試験の満点の変化が内申点の扱いに影響するのかどうかも気になるところです。現在は学力点(当日点)300点満点、学習点(内申点)315点満点を、1:1の比で判定に用いるのが基本です(定員の7割程度)。学力点が500点満点になった際に、この比に変化があるのかないのか、正式な発表が待たれます。北海道教育委員会は2019(令和元年)7月に『道立高等学校入学者選抜における改善の基本方針』を発表後、何ら追加の発表を行なっておりません。具体的な出題方針と、判定時の学力点と学習点の比については何らかの発表を行なっていただきたいと考えます。

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澄川教室・鈴木

2021年3月3日水曜日

『裁量問題』が無くなると? 変化する高校入試②

  入試の延期という事態をもたらした大雪もようやく去り、快晴の中、公立高校の入試日を迎えることができました。

 


先週の続きです。2022(令和4年)3月の令和4年度入学者選抜より、北海道の公立高校の入試の仕組みが変わります。この入試改革で、実際にどのような変化が起こるのでしょうか。予想される点についてお話してみたいと思います。

前回のポイント

①『学校裁量問題』『標準問題』の区分が無くなり一本化

②60点満点×5科目で300点満点から100点満点×5科目で500点満点へ

③試験時間が各教科45分間から50分間へ5分延長

 

道教委が発表した文書『道立高等学校入学者選抜における改善の基本方針』には、次のように書かれています。

「基礎的・基本的な知識及び技能とともに、思考力、判断力、表現力等についてもバランスよく出題する」

すなわち、難易度の高い『学校裁量問題』が無くなることにより、現在の『標準問題』のレベルの問題に統一される、ということは無さそうです。むしろ『標準問題』が無くなって、現在の『裁量問題』の方へ近づいていくのだ、と予想されます。

実はこの10年のあいだに少しずつですが、北海道の公立高校の入試問題の難易度は上がってきています。国語読解での解答の文字数の増加、数学での出題文の長文化、英語での出題文の単語数の大幅な増加、理科や社会での複数資料の同時読み取り、記述問題の増加、完全解答(2つ以上の問が1組となって全て正しい解答であれば配点される)の問題の増加などが例として挙げられます。

かつてのように、教科書丸暗記型、一問一答型の勉強法だけでは通用しない入試に、だんだんとなってきているのです。来年度以降は、この方向性がなお一層強化され、記述問題、資料の読み取り問題、複数単元の融合問題が更に増えていくことでしょう。教科書の本質を身につけた上で、さらに『考える力』を発揮できるようになることが求められています。

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 澄川教室・鈴木

2021年2月24日水曜日

来年からの改革 変化する高校入試①

  新しい学習指導要領に基づいた入学者選抜の変化は、高等学校入試にも現れてきています。北海道教育委員会は2019(令和元年)7月に『道立高等学校入学者選抜における改善の基本方針』を発表しています。

その大きな柱は、①『学校裁量問題』の廃止、②定時制課程での自己推薦入試の導入、③インフルエンザ罹患者への追試実施、となっており、①、②については、現在(2020年度)の中学2年生が高校受験を行なう、2022(令和4年)3月の令和4年度入学者選抜より実施されることが予定されています(③については今回の令和3年度入学者選抜より実施されます)。

 北海道の公立高校入試においては、2009(平成21)から『学校裁量問題』が実施されてきました。5教科のうち英語・数学・国語の問題の一部で、全道一律の『標準問題』とは別に難易度の高い問題を用意し、各高校が『裁量問題』へ差し替えるかどうかを選択できる、というものです。

 今回の改善においては、この『裁量問題』を廃止して、『標準問題』と統一化を行ない、新学習指導要領の趣旨を踏まえて、基礎的・基本的な知識及び技能と共に、思考力、判断力、表現力等についてもバランスよく問う、としています。

 同時に、現在の各教科60点満点×5科目で300点満点から各教科100点満点×5科目で500点満点へ、解答時間は各教科45分が各教科50分へと変更されます。

 一昨年7月のこの『基本方針』発表以降道教委からは、問題作成の具体的な方針や、選抜時の学習点(内申点)と学力点(当日の得点)の比(現行1:1)が変わるかどうか、などの発表はまだ1度も行われておりません。

 それでは、この公立高校の入試改革で、実際にどのような変化が起こるのでしょうか。来週の木曜日にこのブログにて、予想される点についてお話してみたいと思います。

 


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 澄川教室・鈴木

高校受験時の進路選択【公立高編⑦】

    先週の記事 の続きです。主に新中3生向けの記事です。 2 ヶ月に渡って連載してきたこのシリーズも、公立高編については今回が最終回です。今週は『多様なタイプ』の高校について紹介したいと思います。 【全日制普通科単位制・全日制専門学科単位制】   全日制普通科単位制 ...