子どもが、自分の状況を、
学校の先生や周りの大人に報告をするときの、
子どもの表現方法、言い訳の仕方が気になります。
ご家庭では、どのように考えているのかはいろいろだと思いますが、
できるだけ子どもが前向きな気持ちになれるように、
導いてあげたいですね。
どういうことかというと、
日常では、比較的提出物などきちんとやる子であったとしても、
たまに、宿題を全部終わっていない状態のとき、
先生にどう報告するか、という場面で、子どもの思考パターンがわかります。
「ぜんぜん出来なかった」と言って、
8割方終わった宿題を出して、
残りは、いろいろと用事があって出来なかったと言い訳をする子。
こういう子には、
「そんなに忙しかったのに、よくがんばってやれる分だけはやってきたね」と
ほめてあげます。
出来なかった部分を、自分で責めるように思っている状態なので、
十分に自分で反省していることが汲み取れれば、ほめて励ますほうが効果的だからです。
「半分できたよ!」と自信ありげに出す子もいます。
こういう子どもは自己肯定感が強いので、認めてあげた後、
「次はここまでやってくれるとうれしいな。」と声がけします。
100%完全に終わらせて提出するのがいいに決まっていますが、
子どもですから、日常のさまざまなことに左右されて出来ないときもあります。
このようなときに、見せない、あるいは、忘れたと言って出さないがいます。
「終わらなかった」と言いたくないので「わすれた」と言いますが、
実はこれは、良くない傾向です。
出来ないことをごまかしたりうそをついたりすることは良くないと、
きちんと教えなければなりません。
正直に言えば叱らないことを約束し、
ごまかすのは先生や親や周囲の大人を困らせることなのだと繰り返し説明します。
一方で、自分と向き合うことから逃げている可能性もあるので、
どうしたらできるのか、子どもからの情報収集ももちろんして、
そして今後の相談もします。
白石教室:北山あさえ
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