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2021年10月25日月曜日

復習って実は簡単にできるんです

 

いよいよ2学期末テストの季節がやってきました。残りの時間が少ない、と嘆く人もいますが、復習は意外と簡単にできるものです。例えば、空いた時間でイメージトレーニングをするだけでも復習になります。

イメージトレーニングは効果的なトレーニングの1つです。以前、塾の帰りに「今日の授業の内容をイメージ」しながら帰っている生徒がいました。彼は、あいさつ・授業内容・雑談・帰りのあいさつまで頭の中で再現することで、帰宅までの時間を勉強時間にしたのです。そのおかげで、授業内容はバッチリと理解していました。

このようにペンを持ってガシガシと解いたりするだけが復習ではありません。教科書を読みなおすのも復習ですし、イメージするのだって復習です。スキマ時間を見つけたら、「今日はこんな勉強したなー」と思い出すだけであれば、数十秒あればできます。また、暗記カードに数学の問題を書いておいて、解き方をイメージしたら、カードの裏に書いてある解答を確認するという方法なら、ペンがなくても演習ができます。

復習する量が多く感じたり、勉強するまで腰が重い人は、まず頭の中で復習をしてみてはいかがでしょうか。頭が勉強モードに切り替わり、実際にペンをとって勉強したくなることも増えていきます。

福住教室:白土

2021年10月18日月曜日

ワークの解答解説の正しい使い方

 


勉強をしている生徒を見ていて、よく思うことがあります。

それは「正しい解説の見方をできていないな」ということです。

例えば、分からない問題があったとして、解答解説を見たとします。その時「なるほど!」とか「こう解くのか!」と納得してとしても、その後に自分で解いていないことがあるのです。

できなかった問題は、必ず自力で解けるようにならなければいけません。全く同じ問題以外にも類題も解けるようにして初めて、その問題ができるようになったというものです。

野球のルールブックだけを暗記して、実際の野球ができないのと同じように、解答を見て納得しただけでは、テストで解けるようにはなりません。


もっとレベルの高い解説の見方も紹介します。

それは「自分はこう考えたけど、間違ってしまった。どこが失敗だったのだろう」と考えてから解説を読むということです。

そうすることで、自分の欠点も把握できますし、ピンポイントで気を付けるべきところが分かるので、自分で解きなおすときに正答率が上がります。

解答を見る時に、少し工夫をするだけで効率が上がるので、定期テスト前の皆さんは、ぜひ意識してみてください。


福住教室:白土



2021年9月9日木曜日

新学力観に基づいた、家庭での会話のコツ




先日発表された全国学力テストの結果の分析で、北海道の子どもは自分の意見をまとめて発表することが苦手な傾向にあることがわかりました。


そこで、より成果の上がる家庭で取り組み方を考えてみまたいと思います。


まず、現在日本が取り組んでいる新学力観では、ペーパーに答えを書くことだけではなく、自分の考えを的確に発表する、話し合いを協力的に進めるなど、発言を求める取り組みが増えています。


もし、家庭で、保護者の方が子どもの予定を決めてしまうことが多かったり、親の意見に従わせるなどする傾向が強い場合、子どもは自分の考えを発表したり、実行したりする機会を経験することができず、意見を求められても自信をもって答えることができなくなりがちです。結果的に、学力が高い、と評価されるまでのプロセスが長くなります。


ですから、家庭では、子どもの意見を親がきちんと聞いてあげ、逆に、親の考えを伝えてあうことが重要です。親の意見と比べてどうか考えさせたりもします。


また、知らない言葉が出てきたら、すぐに教えてあげるのではなく、すぐに調べさせるというのが、今まで“いい”と言われてきた家庭での取り組み方でした。これからは、さらに一歩進めて、調べる前に「どんな意味だと思う?」といったん考えさせてから、調べる、という作業が効果的になります。

お出かけの時に、どの道を通るか考えさせるとか、何分かかるか見積もらせるのも勉強になります。例えば、そういった入試問題が中学受験で出てきたりもしています。”勉強”や“対策”でできるようになった子ではなく、これがあたりまえだと思える環境で育った子にとって、さらに伸びていける学校や教室の雰囲気に今後はなっていくはずなのです。ぜひ、ご家庭でも今一度会話を見直して、家族で取り組んでみてください。


パシフィック・セミナー 白石 北山あさえ

2021年9月6日月曜日

今すべき最善のことって、何だろう?

受験の女神はいるだろうか?

受験の女神をイメージしてみよう。


白い服を着ていて頭の上にリングが浮いている。

そして、弓矢を持っていて、

合格させると決めた生徒には「合格の矢」を放ち、

命中した生徒は必ず合格する。

大体そんなところだろう。

 

さて、実際に受験の女神はいるのだろうか?

 

いるのかいないのか、

それこそ神のみぞ知るところなのだろうが、

受験の女神が自分に「合格の矢」を射るかどうかを、

当てることなら簡単だ。

目をつむって、自分に向けて問いかけてみるだけでいい。

 

「私がもし合格の女神なら、今の自分に合格の矢を射るだろうか?」

「射る可能性があるなら、何%くらいの確率で射るだろうか?」

 

恐ろしいほど正確な答えが返ってくるはずだ。

ちょっと不安な答えが返ってきた人のために、

続きの質問もある。

 

「受験の女神に確実に矢を射ってもらうには、今すべきことはなんだろう?」

 

答えは、多くの場合、自分の心の中にある。

答えが浮かんでこないときは、

塾の先生に相談してみてください。

 

割といい答えを知っています。            

パシフィック・セミナー   代表 北山 義晃

2021年8月31日火曜日

はじめの一歩

If I can’t , I must.  If I must, I can.
 もし、自分にはできないと思うなら、やらなくてはならない。
 もし、やらなくてはならないなら、できる。
 
はじめの一歩が大事なんだとつくづく思います。
ちょっと時間があるときに、15分使って少しだけ課題を進めておく。
5分でワークを1ページだけでもやっておく。
3分あったら、音読をしてみる。
1分なら・・・


はじめの一歩は簡単なことでいい。
はじめの一歩をやっておくと、その続きはとても進めやすい。
 
はじめの一歩として、今回のおススメはシンプルに音読です。
 
音読は英語だけでなく、国語や社会でもかなり有効です。
時間は短くてもOK。時間よりも回数を重ねることがポイントです。
 

効果的な音読の3段階

1.まず読む。とにかく読む。
 【英語なら10回程度が目安。でもまあ、スラスラ読めればそれでOK。  
  社会や理科はこの段階は、回数が少なくてもよい。】
この段階では、意味は分かっていなくてもよいです。どうしても気になる単語や用語は調べたりすればいいですが、読むことに集中しましょう。

2.訳せる。内容を理解する。
12回。この段階のポイントは、じっくりていねいに。理解したら終了】
  じっくり意味を考えながら読む。
分からないところは、訳を見たり、調べたり、教わったりしながら、
ていねいに一文一文読んでいきます。
 
3.意味を考えながら読む。イメージしながら読む。
【くりかえし、くりかえし】
  意味と内容をしっかり理解した状態で読んでいきます。
  はじめはゆっくりでOK。
意味を取りながらだと、はじめはゆっくりになることが多いです。
そして、回数を重ねるにつれて、意味を理解しながら読めるスピードを上げ
ていきます。
人に説明したり、会話をしているつもりで、状況をイメージしながら、
できるだけ高速で読めるようになることがコツです。
 
音読は、いっぺんにたくさんやろうとしないで、1回あたり1~5分程度の音読でも、一日に何回かやるといいですよ。そして、何よりも継続すること。
他の科目の間に挿入するのも効果的です。
起きたら音読2分。数学30分勉強したら音読1分。
休憩から戻ったら、漢字の練習の前に音読3分、英語の勉強中に音読10分・・・
 


というわけで、はじめの一歩は簡単なことでいいのです。
はじめの一歩をやっておくと、その続きを進めやすくなります。
ぜひ、お試しあれ。 
 
               パシフィック・セミナー 代表 北山義晃

2021年8月24日火曜日

復習は分かるうちにやるのがベスト

 


夏期講習も終盤戦を迎えています。相当な学習量をこなした生徒も多く、中には、すでに自学年の学習内容を終了してしまった生徒もいます。夏休みに学んだことを、学校の授業や学トレなどで、どんどんトレーニングしていきましょう。

人間の脳は、すでに学習した内容については、繰り返すたびに記憶が強化され長期記憶へと移行していきます。意識的に繰り返すようにしましょう。

今回はそんな脳の仕組みのお話です。

人間は、嬉しいことや楽しいことを優先する性質があります。嫌なことは次第にやらなくなります。例えば、ダイエット中、ついスイーツを食べてしまったり。理性では我慢しようとしていても、無意識が「スイーツを食べれば美味しい」を、「我慢するよりも優先してしまう結果です。これは人間として普通の反応で、意思の強弱とは無関係です。逆にスイーツを食べたときに嫌なことがあれば、自然に食べなくなっていきます。

このことを勉強にあてはめてみましょう。

今日学んだことを、その日のうちに軽く見直しておくとお、わかるぞわかるぞ」という楽しい気持ちになり、またやろうと思います。ところが、3日後に復習しようとすると「この前やったことってなんだっけ」「忘れてしまっていて分からない」「覚えなおすのめんどくさいな~」という嫌な気持ちになります。嫌な気持になれば、勉強からどんどん離れていき、さらに勉強が嫌いになっていきます。

エビングハウスの忘却曲線を引き合いに出すまでもなく、習ってすぐに復習するといいことが多いので、どんどん知識が定着して、学力が上がっていくのですね


福住教室:白土

2021年8月23日月曜日

家庭学習のポイント


家庭学習の内容の決め方

①低学年の場合は、親が子どもに「何を勉強するのか」いくつかの選択肢を与えて子どもが考えて決める。

②中学年では「今週はこうする」「来週はここまでやる」と計画性をもって勉強に取り組む。

③高学年になったら、1か月単位で計画性を持ち、勉強の進め方も自分で考えて決める。

 

と言うようにステップアップしながら考える幅を広めていきます。

 

国語力を高める

子どもは言葉を省略したり語尾をきちんと話さなかったりします。

そんな時には「誰が、いつ、どこで、何をやる」というような、人に伝えるときの

話し方の基本を伝えるチャンスです。

 

人に伝えるのに不足している言葉や分かりにくい言葉の順番を、

さりげなく聞き返してあげたり、誘導してあげたりすると、

自然と国語力が育ちます。

 

家では伝わるけど他の人には伝わらない話し方を、

子ども自身が自覚できると、

学校での発表や意見交換の時の力にもなっていきます。

 

国語力は、一朝一夕で身につくものではありません。

日常での親子のコミュニケーションが大事です。

 

               パシフィック・セミナー 代表 北山義晃

2021年7月23日金曜日

夏休みはできるだけ、親のイライラを減らしたい

 



夏休みは、親がイライラする機会を減らし、親子で穏やかに過ごしたいですよね。


長期休みになると、

“子どもは何でこんなにダラダラするのかしら” と思う親は多いものです。



部屋を散らかしっぱなしにして、

勉強は気まぐれでやって、

ソファーで、一日中寝そべって、

本を読むでもなく、ゲームを延々とやっている、、、

たまに話すと思ったら、「おかあさん、おやつ~~~」


というような状態は、親のイライラを増長させ、

せっかくの夏休みが、楽しくなくなってしまいます。



家での過ごし方をある程度決めて、

イライラが爆発する機会をできるだけ少なくするのがいいのですが、

親の思った通りには、子どもは計画的には動いてくれないものです。


それは、小学生はもちろんですが、中学生、高校生になっても同じです。



親の役割として、”やってほしいこと”を次々と要求してしまいがちになるのですが、

やってほしいことがたくさんあって、実行されないとイライラしてします。

親だけが、独り相撲を取っているような感じです。


この状態を比較的うまくやり過ごすためのコツは、

”子どもがダラダラしていることを、どれくらい許容するか”を先に決めておくことです。


例えば、

「毎日やることをやったら、そのあとは何をしていても一切口を出さない。」

「家のお手伝いだけはきっちりさせるけど、あとは、勉強も含めて一切口を出さない。」

「朝起きる時間だけは守らせるけど、あとは一切口を出さない。」

などです。


よくある失敗例を一つ紹介しておきます。

子どもが勉強やお手伝いを終わって、暇そうにしているので、

親が、“気を利かせて(!?)”「このドリルやったら?」と、

当初決めた勉強量以上のことを勉強させようとすることです。


これは、

(勉強を早く終わらせたら、追加で勉強させられるから、だらだらやる)

という気持ちにさせてしまうので、得策ではありません。


ぜひ、親子で楽しい夏休みになりますように!


パシフック・セミナー 白石教室 北山あさえ

2021年7月2日金曜日

できるようになるための第一歩(5) 【 やることを決める 】

 やることを決める

やることを決めてから勉強に取りかかるようにするだけで、
勉強の効率はぐっと上がる。

体感的に、3倍にはなる。



今日何をするか。     ( ← 初心者向け )

明日何をするか。   ( ← 中級者向け )


 これを決めて勉強ができると、とても良い。

ところが、これがちょっと難しい。

なぜなら、家だと勉強できない、一番大きな理由。

 それは・・・


「何をやったらよいのかわからない」

 

いろんな理由を言うのだが、掘り下げて聞いていくと、

「だって、何やったらいいかわからないんですよ・・・」

という人が本当に多い 

つまり、何をやったらよいのか、なかなか決められないのだ。

 

  この問題は実は根深い。

「何をやったらいいのか」を聞いたことがある子どもは多い。

いろんな人から「いろんなこと」を聞いてはいる。

 

ところが、

いざ勉強を始める段になると、その「いろんなこと」のうち

いったい何をやったらいいのかが分からなくなるのだ。

 

■計算練習をするか? ⇔ 文章題にしようか?

■ワークをやろうか? ⇔ 教科書の問題をやろうか?

■予習をしようか? ⇔ 復習をしようか?

■そもそも予習とか復習って、 どうやったらいいのか?

 

 こんな時、
やることを明確にしてあげると
すんなりと勉強を始める子が多い。

だから、
家庭学習に慣れていない子どもには、
簡単にできて、効果的なものを、適切な量やるように指示してあげるとよい。

大事なのは、続けられることなのだから。

 

 小学生なら
計算、漢字、書写。

 中高生なら
計算、単語、音読。

 

始めは、これらから選ぶとよい。

そして、それが習慣になったら、そこに他の勉強をつけ足していく。

 それは、そんなに難しいことではない。

 「やることを決める」はじめの一歩のコツ。

それは、

基礎になるものを選ぶこと。
適切な量にすること。

 

そして、やることを決めたら、次は・・・

 

(まとめ) 

やることを決めてから勉強に取りかかると、勉強の効率が上がる。

 

「何をやったらよいのかわからない」

という理由で、家庭学習を苦手にしている人が多い。

 やることが明確になると、すんなりと勉強を始める子が多い。

 一人で勉強することに慣れていない子どもは、

基礎になる、適切な量の課題を家庭学習にするとよい。

 

始めの課題としては、例えば、

小学生なら、計算、漢字、書写。

中高生なら、計算、単語、音読、等がよい。

 



パシフィック・セミナー 代表 北山義晃


2021年6月28日月曜日

音読をして復習回数を増やそう

 


一学期の定期テストも終わり、いよいよ夏休み・夏期講習が近づいてきました。夏休みを充実させるためには、それまでの準備が大切です。この1か月は最高の1か月にしていきましょう。今日は音読と繰り返しについてお話します。

今となっては当然ですが、音読学習はとても学習効果の高い学習法の一つです。

例えば、学習発表会などの劇では、何度も何度もリハーサルなどでセリフを音読しているため、本番で緊張しても自然と出てきます。未だに子供の頃の劇のセリフを覚えていたりしませんか。ちなみに私は中1の時に習った「黄河、長江、メコン、ガンジス、インダス、ナイル、ライン、ミシシッピ、アマゾン」という世界の主な河川の名前の羅列と、高校の時に習った「カ、オ、シ、デ、セキ、ニ、サン、ジュ、ハク、サン、ヨン」という地質年代の頭文字の羅列を今でも言えます。自宅の電話番号や、好きな歌の歌詞などをスラスラ言えるのも同じです。


逆に音読回数が少なければ、忘れやすくなります。つまり、夏休みは学校の進度が止まっており、復習に最適な期間であると同時に、音読回数が減ってしまうと忘れるのに最適な期間に変わります!

記憶しておきたいこととの接触回数(音読回数)を増やして、2学期からスタートダッシュができるように準備していきましょう。


福住教室:白土


2021年6月27日日曜日

できるようになるための第一歩(4) 【 家で、自分で、勉強する 】

 

「家では勉強しないんです…」

 

塾だと勉強するんだけど・・・

家ではなかなか・・・

 

そんな声を耳にすることも多い。

 

塾や学校は勉強する場になっているので、

比較的勉強をしやすい。

 

だから、塾では勉強するけれども

家では勉強しない(できない)という人も多いわけだ。

 




家庭学習を、塾や学校で推奨しているのには意味がある。

 

単純に、勉強の機会を増やした方が成果が出やすいというのもあるが、

それだけではない。

 

家庭学習は、子どもを大きく成長させる。

 

塾で宿題を出しているのは、

家庭学習をやってもらいたいからだ。

 

言い換えるなら、

家で一人で取り組む時間を取ってもらいたいからだ。

 

先生がいなくても、

周りに友達がいなくても、

お膳立てが少しぐらい整っていなくても、

自分一人でも勉強できる。

 

小さな一歩かもしれないが、

自律への一歩だ。

 

塾や学校で、

音読をみんなで一緒にやってみる。

計算の競争を友達とやってみる。

問題を先生に教わりながら解いてみる。

 

そして、家で、一人でもやってみる。

 

その繰り返しで、

だんだん自分一人で考えたり、

自分一人でできたりすることが多くなっていく。

 

周りで環境を整えてもらってやっていたことを、

環境を整えることも含めて、自分でできるようになる。

 

自分で誘惑に打ち勝ち、

自分で勉強道具を用意し、

自分で何をやるか考えて、

自分で取り組む。

 

そのために、

「家で、自分で、勉強してみる」人になってもらいたい。

 

塾や学校でインプットしたことを

家でアウトプットしてみる。

 

さて、そのためにはどうしたものか?

 

塾や学校で勉強できるならば、

家をそういう場(=勉強する場)にしてしまえばよい。

 

家の、特に自分の勉強している場所(勉強スペース)を

「勉強する場」にしてしまう。

 

「勉強する場」を作るための条件を

次回から、紹介していこうと思う。


パシフィック・セミナー 代表 北山義晃

    

 

 

 

 

 

2021年5月6日木曜日

漢字の勉強は、小学3,4年生で差がつく。

小学校で習う漢字は、小学3,4年生で各200文字ずつで、

このころに、漢字が苦手になって勉強全体への理解が悪くなる子と、

語彙が豊富になって学習の内容だけでなく、

大人の言葉、高度な日本語を理解していける下地ができる子に分かれます。

 

どういうことか少し詳しく説明します。

漢字を200文字習うということは、

1つの漢字につき、その意味や概念、その漢字を使った言葉を数個、関連語、

その語を使った例文などを習っていきます。


すでに習った漢字などとも合わせて、組み合わせで出てきますので、

目にする言葉、耳にする言葉、身近で触れる言葉は、子どもの感覚的には、

学習する漢字の3~5倍と感じるかと思います。


具体物(例:絵画、屋根)も、身近なものからだんだん地域のもの、

社会のもの、説明するための言葉が増えてくるのに加えて、

抽象物(例:感動、美、神)を表す言葉が増えていきます。


 このあたりから、だんだん、自分の知識や経験にはない学習語彙が入ってくるので、

 これをすっと受け止めて、自分のものとしていけるか、

 苦手だと思って、なかなか覚えられずに世界観を広げていけないか、

 差が出てくるのです。


また、小学3年、4年の時期は、学習の視点からではなく、

子どもの精神的成長の観点から考えても、

親が、子どもの学習をサポートしてあげたくても、

なかなかうまくいかないことが多い時期でもあります。


なぜなら、子どもが親の言うことを素直に聞かず反抗的になってくる時期でもあり、

自分で自分のことをやろうとしてうまくいかず不機嫌になったりする時期でもあり、

良くしゃべる子だったのに話さなくなったり、

おとなしい子だったのに友達とけんかするようになったり、と、

普段の性格・様子もかかってくる時期だからです。

 

ですから、親が子どもの漢字や語彙のサポートを十分にしてあげたくても、

小学1,2年生の頃のようには、うまくはいきません。


親の側も、工夫が必要なのです。


しかも、親の工夫については、こうすれば絶対にうまくいきますよ、という、

万能の方法はありません。

漢字の勉強が苦手なら苦手なりに、知恵と工夫が必要。

漢字の勉強が得意でさらに伸ばしてあげたいなら、

それなりの知的刺激を用意してあげる必要があります。


試行錯誤しながら、子どもが比較的受け入れやすいアプローチを、

手を変え品を変えてやってみるしかないのです。


ですから、困ったな、どうしたらいいだろう、というご家庭がありましたら、

ぜひ、塾の先生に相談してみてください。


ちなみに、一つおススメしている方法は、漢字検定を受けることです。

6月に漢字検定がありますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。


 

白石教室:北山あさえ

 

 

2021年2月26日金曜日

「勉強の合間にゲーム」をするか、「ゲームの合間に勉強」するか

  

「うちの子、ゲーム(スマホ)ばかりやって、、、、」

というのは、どこの家庭にもあることです。

先週も書いたとおり、

「勉強の合間にゲーム」をするのは、まだ、いいのです。

 


でも、「ゲームの合間に勉強」になってしまっているようだと、

これは大問題です。

 

そのような状態で、勉強をしていても、その勉強って、

気持ちが勉強に向かっている勉強ですか?

 

気持ちがゲームに向かっているけど、

ポーズだけは勉強を1時間とかやらないと周りが怒るからやっている、

という子どもはいませんか?

 ノートを開いていても、

ノートの中身に意識が集中していないようなら、

勉強はしていても、

「勉強しなさい!」という言葉は全く無意味です。

 

この状態になっている子どもは、

根本治療が必要ですから、

家庭で、「なぜ勉強をするのか」をじっくり話す必要があります。

なぜ、ゲームに”逃げて”いるのかも、聞き出す必要があります。


それで解決することもありますが、

改善しないことも多いので、

塾の先生や学校の先生などと、子どもがじっくり話すことも必要になるかと思います。

また、

依存症になっている可能性があるので、

クリニックにかかることも検討するべきです。

 

将来、ゲーム作家になりたい、ゲーム会社に勤めたい、プログラマーになりたい等の

具体的な夢を持っていて、そのためにやっているのであればいいのですが、

そうでなく、ただやめられないだけなら、

ちょっと声掛けしたくらいでは、まったく治りませんし、

親も子も、ストレスがたまるだけになってしまいます。

 

小手先で子どもを叱ろうとせず、

じっくりと子どもと向き合うようにしてください。

 

白石教室:北山あさえ

 

2021年2月4日木曜日

兄弟で、勉強のタイプが違うので困っています…

 


兄弟で勉強のタイプが違うと、
お母さんは、学校や塾の宿題や家庭学習、習い事、いろいろな面で、
悩んでしまいがちです。

 

先日、保護者面談があり、お母さんからそのような悩みを伺いました。

 

小学生の兄弟で塾に通ってくださっているご家庭ですが、
兄は勉強がよくできてコツコツ型
弟は、勉強はお母さんがついていないとやらないし、途中でほったらかしても気にならないし、先に遊びたいタイプ

 

家で、一緒に勉強させたいのに、なかなかうまくいかないし、
弟につきっきりになるので、兄が不満を抱えるようなことがよく起こるという悩みでした。

 

さらに話をよく聞いていくと、
どこかへお出かけした時に、兄弟に本を買ってあげることがよくあるのだそうです。

兄は、ゲームを買ってもらったりするのと同じように本を喜ぶのだそうですが、
弟は、買ってあげても全然うれしそうではない、とのこと。

 

ここで、ピーン!と、きました。

 

お母さんは、二人に同じにしてあげなければならないと思っているので、
二人に本を買ってあげていると思うのですが、

兄には、「本=娯楽」で、うれしいものでも、

弟にとっては、「本=勉強」で、やらされるもの、

としか感じられていないのではないでしょうか?

お母さんにとっても、兄にとっても、
本を平等に買ってあげていることになっていますが、
弟は、不公平に感じていませんか?

だから、家庭での勉強の時にその不満がでるので、
結果的にお母さんに手を焼かせ、
兄に不満を抱かせることになってる場合がありませんか?

 

そのようにお母さんとお話ししたところ、

お母さんが、すごく思い当たることがあったようで、納得してくださり、

「二人に同じにしてあげてるつもりでも、たしかに、そうですね。

 何かやってあげたり買ってあげたりするときに、気を付けてやってみますね。」

と、明るい表情になって面談を終えました。


これは、「平等」と「公平」という考え方になるのですが、
平等と公平の話は、また次回にしますね。

 

白石教室・北山あさえ

 


高校受験時の進路選択【公立高編⑦】

    先週の記事 の続きです。主に新中3生向けの記事です。 2 ヶ月に渡って連載してきたこのシリーズも、公立高編については今回が最終回です。今週は『多様なタイプ』の高校について紹介したいと思います。 【全日制普通科単位制・全日制専門学科単位制】   全日制普通科単位制 ...