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2021年11月5日金曜日

「100点のテスト」を子どもが持ち帰ってきたときには?

 


 

子どもが100点のテストを持って帰ってくると、嬉しいですよね。
100点のテストを持って帰ってきたら、どんなところを見てあげますか?
100点のテストの紙面の、右上の点数のところだけを見て、ほめて終わりでしょうか?

100点のテストの内容を確認しないで、ほめて終わりだと
「“もったいない”ですよー!」

と声を大にして、お父さん、お母さん方へ伝えたいと思います。
100点の「点数だけ」をほめると、
100点ではない時に見せるのを嫌がったりするようになりますが、
テストの注目するべき点に注目して、ほめてあげると、
そこからたくさんの会話が生まれ、
子どもがもっと頑張ろうと思って、勉強に励むようになります。

 

では、

100点のテストのどんなところに、そんなに見るところがあるのか、
気を付けてみたことはありますか?

 

それをお話しする前に、

もし子どもが、30点のテストを持って帰ってきたら、どこに注目しますか?

 

よくある典型的なお母さんの反応ですが、
まず、ガッカリするか、怒るかして、それから、
どこが“できなかったか”を目を皿のようにして、確認して、
「どうしてここができなかったの?」と、
質問しているけど、絶対怒っている口調で、子どもに迫りませんか?

 

そうなんですよね、お母さんがそうするのが、想像がつくから、
子どもが見せたがらないんですよね。

 

できれば、30点のテストでも、100点のテストでも、
同じように、親に見せてほしいと思います。
そのためには、30点のテストの時に、
できていないところに注目するのではなくて、
できていた30点分に注目することが大切です。


できているところを見てみると、
すらすら解けた様子のところと、
ちょっと迷った結果書いた答えがあっていたところがあるはずです。

 

またまた質問ですが、
前者と後者、どちらに注目するといいと思いますか?

 

この質問を言い換えると、

「このテストの中で、子どもが一番、頭を使ったのは、どこだったでしょうか?」

となります。
この質問なら、答えがわかりますね。

 

これは、スポーツや芸術系の分野でも同じです。

比較的苦労なくできるところは、
それはそれで、ほめられると嬉しいですが、受け入れやすい結果です。

新しい技術を習った時、なかなかできなくて、
何度も練習したところが、たまたま試合でできたら、
思いっきりほめてあげませんか。

(ほんとうは偶然できただけかもしれないけど、
 でも、なんか回りが喜んでいるし、照れくさくて素直に喜べないけど、
 悪い気はしない、今まで練習してよかった。)

と、子どもは感じると思います。

そのほめ方と同じことを、勉強しているときや、テストの結果の中で、
子どもに言ってあげることが、勉強も頑張れるようになるコツなのです。

 

もし、子どもが30点のテストを持って帰って来たら、
“ちょっと迷った結果書いた答えがあっていた”ところを、
お父さんお母さんが見つけた瞬間が、
子どものやる気を引き出す最大のチャンスです。

 

そして、30点のテストでこうなのですから、
100点のテストでも、当然、注目すべき点が見えてくるはずです。

 

すらすら解けていない、ちょっと頑張ったと思われる解答に注目して、
「がんばったね」と一言ねぎらってあげればいいのです。

テスト中に、もしかしたら、
「この問題はあきらめよう」と思ったかもしれないのです。
それを「ちょっと頑張ってみようかな」と思い返して、やったのかもしれないのです。
”あきらめよう”と、”がんばってみよう”の間で、
”がんばってみようかな”、が勝った瞬間かもしれないのです。

頑張ってみようかなという気持ちが勝ったところを
思いっきり認めてあげれば、
子どもは、次もやってみようかな、と思えるはずです。

 

ぜひ、100点のテストほど、
点数だけを見るのではなく、どんなところを、頑張ったのか、
親子で一緒に見てあげてください。

 

白石教室:北山あさえ

2021年10月29日金曜日

子どもをほめることができません。


 「子どもをほめながら育てるのがいいですよ」と、

どこかで聞いて、いざほめようと思うと、子どもをほめることが、

なかなかうまくできない時があります。


いつもテストでいい点を取ってくれるとは限らないからです。

ほめるときというのは、お父さんお母さんにとって、

勉強ができた時しか、ほめることがないでしょうか。

あるいは、習い事などをやっていたら、そこでほめることもあるかもしれませんが、

意外と家庭内で誉め言葉は多くないと思っています。


だいたい、家族ですし、親子ですから、

ついつい、ひと言ふたこと言いたくなります。


それはぐっと我慢して、「子どもをほめることができない」の意識を、

子どもをほめるネタはどこにでもある、と視点を広げて考える必要があります。


意識としては、親子というよりは、一人の人間として接するとしたら、と考えてみます。


そうすると、例えば、会社の同僚や友人の方と、

普段挨拶したり声掛けしたり感謝の言葉を伝えたりするのと同じように、

子どもにも、話すことはできるでしょうか。


たとえば、同僚の方には「これ片付けなさい!」とは言わないと思います。

「これお願いできますか?」という感じでしょうか。

そして、片付けてもらったら

「ありがとうございます。助かりました。」 

これを子どもに使うと、

「これの片づけお願いできる?」「助かったよ、ありがとう。」となります。 


実はこのやり取りの中に、子どもをほめる要素が⼊っています。

「助かったよ、ありがとう。」

この言葉は、子どもが自尊心を養うのにとても効果的です。

「よくできたね」とか「すごいね」などよりも、はるかに自立心が芽生えます。

当たり前にやってくれたことに対して、

大人が反応してくれた、ということが大事なのです。 


ですから、テストで子どもがどんな点数を取ってきても、

褒めるのではなくて、お母さんの感想や気持ちを伝える工夫をしたらいいのです。


Iメッセージという用語をご存じの方もいらっしゃると思いますが、

子どもを承認して、自分の気持ちを伝えるというような、

かしこまった説明をされていますけど、

親子なのですから難しく考えずに、

お母さんが素直な気持ちで喜んだり、楽しんだりしていることを伝えればいいのです。

「あなたがいい点を取ってお母さんはうれしい」は、わかりやすく伝わると思いますが、

たとえ不本意な点数であっても、

「あなたには悪いけどこのテストの解答用紙を見ていると

映画のようにハラハラして楽しくなっちゃうわ。笑ってゴメンね!」

と言ったら、子どもだっておちょくられているのか認められてるのか複雑な気持には

なるかもしれませんが、少なくとも、何とかやろうとしたことは認めてもらえたと

わかるはずですし、お母さんから愛されてるなと感じるはずです。


このような感じで、話していけば、

子どもの人生にとって、

いいことばかりでも悪いことばかりでもないし、

悪いことと思っても考え方を変えて前向きになれるかもしれないし、

何かで救われて生きていける気がします。

そして、身近な人たちを楽しませ、助け合って生きていける明るさが身につくはずです。

 


「ほめることができなければ、認めてあげてください。」

ということも、子育ての本などによく出てきます。

そこには、このような意味があるのです。 

ぜひ、こんな「ほめ方」もご家庭で使ってみてください。 


パシフィック・セミナー
北山あさえ

2021年3月25日木曜日

卒業式

 


先日、小学校の卒業式がありました。

去年の卒業式では、保護者の方が入れないなど、

いろいろと制約も多かった卒業式でしたが、

今年は、ほとんどの学校で、多少の制限はあるものの、

保護者参加可能で、卒業式ができて、

みんなで固まって写真撮影などもでき、

ホッとしています。

卒業された皆さん、おめでとうございます!


また、昨日は、

各小学校で、修了式だったところも多いのではないでしょうか。

おそらく、各ご家庭で、この1年を振り返っているかと思います。

通知表をもらい、良かったところを確認しているでしょうか。

ついつい、悪かったところを見ていないでしょうか。

通知表は、わかりやすくほめることができるので、ぜひ活用してください。


また、ご家庭内の生活面でも、

子どもは、この一年で、いろいろなことができるようになっているはずです。

親が子どもをほめて認めてあげるのももちろん大事ですが、

子ども自身が、自分の頑張りを自覚することが、とても大切なことです。


勉強面、学校での生活面、家庭での生活面、運動能力、芸術面、友人関係等々、

いろいろな角度から見てあげると、

親も気づかないうちに、むしろ、親だから気付かないうちに、

いろいろな面でずいぶん成長しているものです。   


そのような中で、意外と見落としがちで、

承認すると子どもがとても喜ぶし、目に見えて行動が変わるのが、

「やってはいけないことをやらなくなった」ことを褒めることです。

「今までこのタイミングでは必ず何か問題があったのに、それがなくなった」

というのは成長です。


これは、意識しないと家庭ではなかなかできないものです。

ですが、やってみると、とても楽しくなります。

子どもも、親も、うちの家族って、なんか居心地がいいな、と思えます。


このように1年を振り返っているうちに、

新学年ではこんなことを頑張りたいという意欲も出てくるものです。


子どもの成長を認めた上での次の課題なら、

子ども自身も納得して、自分から積極的に取り組んだりできます。 

例えば、こんな感じです。

「そういえば、最近、忘れ物しなくなったみたいだけど、学校うまくいってる感じ?」

ぜひやってみてください。


高校受験時の進路選択【公立高編⑦】

    先週の記事 の続きです。主に新中3生向けの記事です。 2 ヶ月に渡って連載してきたこのシリーズも、公立高編については今回が最終回です。今週は『多様なタイプ』の高校について紹介したいと思います。 【全日制普通科単位制・全日制専門学科単位制】   全日制普通科単位制 ...