2021年5月10日月曜日

学習の量と質

 


 勉強に関して、特に小・中学生に関しては学習量の確保はとても大切です。しかし、注意してほしいのが、学習時間の多さに油断して、質を下げてしまいがちということです。質というのは、言い換えると「意識」とも言えます。「この時間で○○は絶対におぼえるぞ」という意識で行う学習と、ただ時間を消化する学習では雲泥の差があります。塾でもコマ数の多い人は「意識」に集中して受講するようにしましょう。

 とはいっても、なかなか意識をするということは難しいですね。はじめのうちは意識しながら勉強していても、時が経つにつれて漠然と勉強をこなすようになってきてしまいます。そこで役に立つのがタイマーです。時間を決めて「時間内にココからココまで覚えるぞ」と決めれば、タイマーがカウントダウンしてくれている時間は、高い意識で勉強することができます。そして、タイマーが鳴ったときにまた「次はここまでを10分でやろう」と自然と次の目標を設定して、勉強している自分がいるはずです。ポイントは長くても15分くらいで時間を区切るということです。長時間ずっと集中するのではなく、15分集中を数回に分けることで、集中を保つということです。

中学生・高校生は1か月後に定期テストがあります。特に3年生は受験勉強と並行しての勉強になります。質(意識)を高めて学習したいですね。細かく区切って学習し、たくさんのことを吸収して、テストで自己ベストを目指しましょう。

福住教室:白土

0 件のコメント:

コメントを投稿

高校受験時の進路選択【公立高編⑦】

    先週の記事 の続きです。主に新中3生向けの記事です。 2 ヶ月に渡って連載してきたこのシリーズも、公立高編については今回が最終回です。今週は『多様なタイプ』の高校について紹介したいと思います。 【全日制普通科単位制・全日制専門学科単位制】   全日制普通科単位制 ...