2021年7月2日金曜日

できるようになるための第一歩(5) 【 やることを決める 】

 やることを決める

やることを決めてから勉強に取りかかるようにするだけで、
勉強の効率はぐっと上がる。

体感的に、3倍にはなる。



今日何をするか。     ( ← 初心者向け )

明日何をするか。   ( ← 中級者向け )


 これを決めて勉強ができると、とても良い。

ところが、これがちょっと難しい。

なぜなら、家だと勉強できない、一番大きな理由。

 それは・・・


「何をやったらよいのかわからない」

 

いろんな理由を言うのだが、掘り下げて聞いていくと、

「だって、何やったらいいかわからないんですよ・・・」

という人が本当に多い 

つまり、何をやったらよいのか、なかなか決められないのだ。

 

  この問題は実は根深い。

「何をやったらいいのか」を聞いたことがある子どもは多い。

いろんな人から「いろんなこと」を聞いてはいる。

 

ところが、

いざ勉強を始める段になると、その「いろんなこと」のうち

いったい何をやったらいいのかが分からなくなるのだ。

 

■計算練習をするか? ⇔ 文章題にしようか?

■ワークをやろうか? ⇔ 教科書の問題をやろうか?

■予習をしようか? ⇔ 復習をしようか?

■そもそも予習とか復習って、 どうやったらいいのか?

 

 こんな時、
やることを明確にしてあげると
すんなりと勉強を始める子が多い。

だから、
家庭学習に慣れていない子どもには、
簡単にできて、効果的なものを、適切な量やるように指示してあげるとよい。

大事なのは、続けられることなのだから。

 

 小学生なら
計算、漢字、書写。

 中高生なら
計算、単語、音読。

 

始めは、これらから選ぶとよい。

そして、それが習慣になったら、そこに他の勉強をつけ足していく。

 それは、そんなに難しいことではない。

 「やることを決める」はじめの一歩のコツ。

それは、

基礎になるものを選ぶこと。
適切な量にすること。

 

そして、やることを決めたら、次は・・・

 

(まとめ) 

やることを決めてから勉強に取りかかると、勉強の効率が上がる。

 

「何をやったらよいのかわからない」

という理由で、家庭学習を苦手にしている人が多い。

 やることが明確になると、すんなりと勉強を始める子が多い。

 一人で勉強することに慣れていない子どもは、

基礎になる、適切な量の課題を家庭学習にするとよい。

 

始めの課題としては、例えば、

小学生なら、計算、漢字、書写。

中高生なら、計算、単語、音読、等がよい。

 



パシフィック・セミナー 代表 北山義晃


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