普段から子どもの様子を見ていないのに「勉強しなさい」と
ただ口だけで言っても子どものやる気につながりません。
学童期は自立心が芽生えてくる時期です。
子どもが一日のやるべきことをしっかりと自分自身で決める機会を
たくさん与えてあげましょう。
例えば、子どもが、「遊ぶ前に30分勉強する」と約束事を自分で決めたとします。
それなのに、勉強しないで遊びに出かけた場合は、
「勉強するまでダメ。」とただ叱るのではなく、
「遊ぶ前に勉強できないなら、どうすればいいと思う?」と
子どもが自分で考えて決めるように促しましょう。
最初のうちは、親が考させたいと思うような答えをいくつか用意して、
(例)「遊ぶ前に勉強しないときは、必ず帰ってきてから30分勉強する」など、
子どもに選択肢を与えながら、
最後は「子どもが自分で決めた」と意識するように導きます。
①
子ども自身が一日の中でやるべきことを決める
②
できないときはどうしたらいいかも子ども自身が決める
この繰り返しから子どもは基本的なルールを守ることの大切さを学び、
自分の行動を自分で決められる「自己決定性」が育ちます。
もし、子どもがどうしてもできなくて困っているときは、
「少し手伝おうか?それとも自分でできる?」と、
手伝うかどうかも子どもに決めさせるとよいでしょう。
パシフィック・セミナー 代表 北山義晃
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