夏期講習も終盤戦を迎えています。相当な学習量をこなした生徒も多く、中には、すでに自学年の学習内容を終了してしまった生徒もいます。夏休みに学んだことを、学校の授業や学トレなどで、どんどんトレーニングしていきましょう。
人間の脳は、すでに学習した内容については、繰り返すたびに記憶が強化され長期記憶へと移行していきます。意識的に繰り返すようにしましょう。
今回はそんな脳の仕組みのお話です。
人間は、嬉しいことや楽しいことを優先する性質があります。嫌なことは次第にやらなくなります。例えば、ダイエット中、ついスイーツを食べてしまったり。理性では我慢しようとしていても、無意識が「スイーツを食べれば美味しい」を、「我慢する」よりも優先してしまう結果です。これは人間として普通の反応で、意思の強弱とは無関係です。逆にスイーツを食べたときに嫌なことがあれば、自然に食べなくなっていきます。
このことを勉強にあてはめてみましょう。
今日学んだことを、その日のうちに軽く見直しておくと、「お、わかるぞわかるぞ」という楽しい気持ちになり、またやろうと思います。ところが、3日後に復習しようとすると「この前やったことってなんだっけ」「忘れてしまっていて分からない」「覚えなおすのめんどくさいな~」という嫌な気持ちになります。嫌な気持になれば、勉強からどんどん離れていき、さらに勉強が嫌いになっていきます。
エビングハウスの忘却曲線を引き合いに出すまでもなく、習ってすぐに復習するといいことが多いので、どんどん知識が定着して、学力が上がっていくのですね。
福住教室:白土
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