あいさつは、何のためにあるのでしょう?
パシフィック・セミナーには、いくつかの「当たり前のルール」があります。
その中の、
「あいさつしましょう」
について、ちょっと考えてみます。
当たり前のルールですが、あいさつは、何のためにあるのでしょうか。
このようなルールがわざわざあるのは、なぜでしょうか。
例えば、人に会ったらあいさつするのは当たり前だと思いますが、
「この、当たり前のルールが、もしもなかったとしら?」と考えてみます。
塾に来て、あいさつしないで教室に座って、勉強をいきなり教えてもらう状況を、想像できるでしょうか?
ちょっと想像するのが難しいですね。
大人だとそれは変だなという感じがしても、
小学校高学年くらいから、中学生、高校生くらいだと、
思春期の影響もあって、あいさつをおろそかにすることが、たびたびあります。
あいさつは、狭い意味では
「こんにちは」とか「元気?」「今日学校どうだった?」などですが、
広い意味では
「今日部活でこんなことあってね・・・」とか「学校のテストで、、、、」など意味のあるかないかのはざまにある世間話も、あいさつだと言うことができます。
塾だけではなくて、子どもが、これから出会う世界、行った先々で、あいさつができずに、そこで有益な人間関係を築いたり、いい成果を出せたりするでしょうか。
子ども自身に想像させてみると、その大切さがわかっている子は、ほとんどいません。
(親が、大人が、学校が、)うるさく言うから、とりあえずやっている、程度の認識です。
まだ社会に出ていない子どもに、わかってもらうのは難しいことですが、だからこそ、無意識で習慣化するまで、挨拶することを徹底的に教える必要があると考えます。
パシフィック・セミナーでは、挨拶とそれに伴うちょっとした会話を通して、生徒さん自身が気が付いていなくて当たり前のようにやっている日常の頑張りを見つけて承認してあげたり、あるいは、ちょっとした気にかかることが大きくなる前に相談にのってあげられるようにアンテナを立てたりして、生徒さんが毎日元気よく過ごせるようにサポートしたいと考えています。
そして、それが、勉強の成果を出すことにもつながっています。
ですから、ベテランの先生であれば、「こんにちは!」の挨拶の声だけで、生徒さんの何かに気づくこともあたりまえのようにあります。
あいさつが当たり前にできることから、先生に勉強を見てもらう、教えてもらう、それに対して教える、目標を共有して一緒に成績を上げていこう、といういいキャッチボールが生まれるのですね。
ぜひ、あいさつして、気持ちよく会話して、勉強して、わかるようになって、帰りましょう。そして、家に帰ったら、”ただいま”の挨拶はちゃんとして、ちゃんと宿題等の復習をして、次に塾に来たら、先生にいろいろと話を聞いてもらう。
先生と生徒さんとが、挨拶を通して協力して、いい雰囲気を作っていけるようにかんがえています。
ご家庭でも、挨拶を子どもに注意することがあると思いますが、挨拶のいろいろな意味を子どもに教えてもらえばと思います。
パシフィック・セミナー 白石教室 北山あさえ
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