「説明文はつまらない。物語文は楽しい。」と、生徒からよく聞きます。
確かに物語文は家族や友達のことを題材にしたストーリーが多く、多くの人にとって興味のある話になっています。
一方で、説明文は、植物の成長について、宇宙の成り立ちについて、取材の仕方について、など様々なテーマが登場します。
宇宙に興味のある人は、取材の話はつまらない。取材が好きな人は宇宙の話はつまらない、となりがちです。これを解消するには、自分の興味や知識を広げるようにしていくことです。
例えば、星座(星座占い)が好きな人は宇宙に関する説明文を楽しく読めます。そして、星座が好きな人は宇宙の話だけでなく、星座の元となった神話の話も楽しく読めるでしょう。ひとつの事柄には、他の事柄と繋がるキッカケがたくさん詰まっています。自分の興味をどんどん深掘りしていくと、好奇心や話題が広がります。
私は中学時代、地理の授業が苦手でしたが、成人してお酒を飲むようになると地理の勉強が楽しくなりました。夏に降水量の少ない地中海性気候ではブドウが育つから、スペインやイタリアではワインが多く飲まれているんだな、と興味を繋げていくことができるようになったからです。
もし、説明文がつまらないと感じているのであれば、興味のある分野の本を1つ、2つと読んでみてください。国語の説明文は、他の学問の知識を吸収できるお得な単元です。国語の勉強をしながら自然科学、哲学、経済学、他国の文化、言語などに触れることができるのです。様々な文章に触れて、普段の生活をちょっとだけ楽しくしてみませんか。
福住教室:白土
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