「うちの子、ゲーム(スマホ)ばかりやって、、、、」
というご家庭があります。
このようなご家庭は、多いのですが、
“ゲームばかり”の内容が、いろいろあるので、
さらに、突っ込んで、保護者の方にうかがうことになります。
一番多いのは、「約束した終了時間を、守れない」
1時間なら1時間と、決めた時間で、やめることができない、というものです。
これは、
ゲームを自分の部屋でやると、止まらなくなるのであれば、リビングでやる。
子どもがよくゲームをやる場所の近くに、大きな時計を置く。
部屋のどこにどの向きに座っていても、時計が目に入るように、
時計の数を増やす、という手もあります。
実際に、大きい時計、大きいストップウォッチを置いたご家庭や、
時計の数を増やしたご家庭で、うまくいったという報告も聞いています。
やる場所や時計の配置を変えて、環境を変えていくということが、味噌です。
また、1日1時間で、うまく決められないなら、1週間で7時間とか、5時間とか、
そのように区切ってもいいでしょう。ゲームが、ちょうど1時間で区切りのいいところになるとは限らないということもよく聞くからです。
「1週間に1回しか、充電しない」という方法もあります。
一般的なゲーム機は、1週間で5~7時間くらいだそうです。
充電がなくなったら、子どももあきらめもつくのでしょう。
二番目は、「勉強を終わらせてから、ゲームをする、という時間の順番を守れない」
朝は勉強すると約束したのに、ゲームをやっている、とか。
勉強を終わらせてから、ゲームという順番を逆にして、結局夜中まで宿題をやっていた、とか。
勉強を適当にやっつけて、終わらせたことにして、ゲームをしている、とか。
子どもからしてみたら、ゲーム“ばかり”ではないのに、
親から見ると、ゲーム“ばかり”です。
やる順番を守れないのは、
子どもと、時間を守ることについて、何度か、話をしていくうちに改善することが多いです。
ただし、親が知っておかなければならないのが、
「“1回決めたら、守れるようになる“ことはない!」ということです。
先に、勉強すると決めて、うまくできていないと思ったら、
先にゲームを30分だけやって、それから勉強して、終わったらゲームをする、
という流れにしてみるとか、
朝は、やっていいけど、夜は、必ず勉強してから、ゲームをすることにする、とか。
勉強とゲームの時間がどんな割り振りならうまくいくのか、
子どもから聞き出してみる、親から提案してみる、理想の状態を親子で考えてみる、
ということを、何度か繰り返して、うまくいくようになります。
アレクサやOKグーグルに頼む!というのも、最近はあるようです(笑)
しかし、ゲームばかりしている、という子どもの中で、
次のようになってしまっている場合には、少し面倒です。
「勉強の合間にゲーム」なのではなくて「ゲームの合間に勉強」
この状態になってしまっていたら、
一筋縄ではいかないので、親も覚悟が必要です。
(続きは、次回)
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