今回の「学習指導要領」改訂で、特に大きく変化する科目が『英語』です。
国際基準(セファール=CEFR*)を参考に、 小・中・高等学校を通じて5つの領域、すなわち
① 聞くこと(リスニング=listening)
② 読むこと(リーディング=reading)
③ 話すこと[やり取り](スピーキング=speaking)
④ 話すこと[発表](プレゼンテーション=presentation)
⑤ 書くこと(ライティング=writing)
の各領域別の目標が設定されました。前回改訂時から強められていた、「文法・読解重視から脱却」し「使える英語を目指す」方向性が一層はっきりとしてきました。
小学3・4年生では、週1時間の授業で、外国語に慣れ親しませ、学習への動機付けを高めることを目標として、「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」を中心とする『活動型』の授業が行われます。
国際基準(セファール=CEFR*)を参考に、 小・中・高等学校を通じて5つの領域、すなわち
② 読むこと(リーディング=reading)
③ 話すこと[やり取り](スピーキング=speaking)
④ 話すこと[発表](プレゼンテーション=presentation)
⑤ 書くこと(ライティング=writing)
の各領域別の目標が設定されました。前回改訂時から強められていた、「文法・読解重視から脱却」し「使える英語を目指す」方向性が一層はっきりとしてきました。
小学5・6年生では、週2時間の授業で、3・4年生や中学校の指導との系統性を確保しつつ、段階的に「読むこと」「書くこと」を加えていき『教科型』の授業が行われます。
小学校4年間で600~ 700語程度の単語を学習します。
中学生では、週4時間の授業で、互いの考えや気持ちなどを外国語で伝え合う対話的な活動や、具体的な課題を設定し、学習した語彙・表現などを実際に活用する言語活動を充実させる、となっています。中学校3年間で、これまで1200語程度の単語を学習していましたが、今年度から1600~1800語程度と1.5倍化されます。また高校では既に前回改訂より、「授業は英語で行うことを基本とする」となっておりましたが、今回改訂より中学校においても、授業は英語で行うことが原則となります。
高校生では、これまでの『コミュニケーション英語』『英語表現』『英語会話』に代わって、5領域を総合的に扱う科目としての『英語コミュニケーション』と、発信力を高める科目として『論理・表現』の2科目が設定されます。髙校3年間で、これまで1800語程度の単語を学習していましたが、来年度から1800~
2500語程度へ増加され、最終的に高校卒業時までに4000~ 5000語程度の習得が求められます。
昨日のこのブログにもありましたが、これまで高校で学習していた『仮定法』『使役動詞・知覚動詞』『現在完了進行形』といった文法事項が、中学校へおりてくることになります。また、小学校で習った単語については、読める・書けるという前提で中学校の授業が進んでいく可能性があります。このような中学校でのボリュームアップが、生徒さんにとっては、なかなか厳しいことになりそうです。
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小学校4年間で600~ 700語程度の単語を学習します。
小学英語と中学英語の間にある壁を乗り越えるために、この春休みに一緒に頑張ってみませんか。
澄川教室・鈴木
*CEFR:欧州評議会が示す、外国語の『ヨーロッパ言語共通参照枠』のこと。様々な言語を学習、教授する際のレベルの、共通のものさしの役割がある。
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