2021年3月24日水曜日

【速報】2022年度北海道公立高校入試の変更点

 

北海道教育委員会(道教委)は3月22日に、『令和4年度道立高校入試の変更点について』と題するリーフレットを発行しました。

これまでの道立高校入試との変更点として、

① 『裁量問題』『標準問題』の一本化

② 得点を各教科100点満点の500点満点とする。

③ 試験時間を各教科50分とする。

ここまでは既に発表されていました。このブログにおいても紹介しています。


 今回新たに追加で発表された点について見ていきたいと思います。

④ 『英語』の聞き取りテスト(リスニング試験)の配点と方式が変わる。 

 今年度までの試験では、『英語』の聞き取りテストの配点は、60点満点中15点で全体の25%を占めていました。来年度からは100点満点中30~35点となり、聞き取りテストの割合は全体の3分の1に引き上げられることになります。

 また、今年度までの試験では、聞き取りテストの問1、問2、問3すべてで問題を2回読み上げていましたが、来年度からは一部で1回のみの読み上げとなります。

 文部科学省は英語について「読む」「聞く」「書く」などの技能を重視する方針を示しており、北海道でも、この3技能をバランス良く出題に反映すると同時に、難易度を引き上げる、ということのようです。

⑤ 解答用紙が大きくなる。

 現在B4版の解答用紙が、A3版になります。単に解答用紙が大きくなるというだけではなく、記述式の解答の占める割合が更に増加することが予想されます。

また、各高校の裁量で実施できる『実技等』の項目が「実技・面接・作文」から「実技・面接」に変更されており、代わりに国語の試験でこれまでよりも文字数の多い「作文」が出題される可能性があります。

⑥ 定時制課程で自己推薦入試の導入

各高校の裁量で、定員の30%程度まで自己推薦入試が実施できるようになります。

以上、詳細は道教委ホームページで見たりダウンロードすることができます。高等学校入学者選抜情報のページ内、「令和4年度以降入学者選抜について」をご覧ください。

澄川教室・鈴木

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