「中学受験をするのと、地元中学に進学して、
高校で進学先を決めるのと、どちらがいいですか」
私立中学、公立中高一貫校、つまり、
まず、私たちの塾のある、札幌市の中学受験事情を考えてみましょう。
私立中学は、
男子校1校(北嶺中)
女子校3校(藤女子中、北星女子中、聖心女子中)
共学校4校(立命館慶祥中、札幌日大中、光星中、大谷中)
となります。
それから、
公立中高一貫校として、
札幌開成中等教育学校
があります。
中学受験して入学する学校のいいところは、
大学進学を見据えて中学校時代から教育してくれますので、
卒業時の、大学進学実績がいいところが多いです。
また、勉強だけでなく、生徒の個性に寄り添って、
心の成⾧や人間関係までも、ていねいに見てくれます。
人間的成⾧や意欲喚起のために、
学校行事や授業スタイル・学習カリキュラムも、
それぞれの学校で工夫をしています。
これが自分に合っているか見極めるのは小学生自身では難しいので、
保護者と二人三脚で決めていくことになります。
とはいえ、関東圏、関西圏に比べて、学校の数が少ないので、
自分に合う中学校を探せないケースもあります。
地元の 公立中学は、
何といっても、地元小学校の生徒がそのままほとんど進学するので、
友人関係を継続できます。
また、部活や習い事を熱心にやる生徒も多くいます。
一方で、3年間、常に「内申点」という評価制度のもとに
過ごしていくことになるので、
たった1回のトラブルや数か月の不調などが、
1年あるいは3年分の内申点に反映されてしまうというデメリットもあります。
しかし、高校や大学進学を考える際には、
小学校の段階よりも中学校の段階で考えた方が、
先が見えやすく、
考え方の幅もある程度広がるのは、メリットです。
この時には、保護者の考えよりも、
生徒自身の意思が大きく反映されることが多いです。
いずれにしても、まずは、親子で話し合う機会を設け、
中学に行ったら、何を一生懸命やりたいのか、
将来はどんなことをしたいのか考えてみてください。
一度中学受験をする、と、家族で合意しても、
やっぱりやめよう、となることもあります。
やっぱりやめよう、となったあと、
やっぱり頑張ってみよう、となることもあります。
小学3~4年生ころから意識し始める家庭が多いのですが、
5年生、6年生になってから、急に、やっぱり中学受験したい!
というご家庭もあります。
いずれにしても、大事なのは、
家族で、繰り返し、話し合いをしていることです。
話しているうちに、
うちの子が、
どんな学校に行くのがいいのか、だんだん見えてきます。
そして、家族でこういう話をしているということを
塾の先生に相談してくだされば、
さらによいアドバイスができると思います。
白石教室 北山あさえ
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