“きちんと”は、大人と子どもで違うかもしれない!
母「明日の用意、きちんとできたの~?」
子「うん、できてるよ~」
母(ランドセルをチェック)
母「全然できてないじゃないの!」
よくあるご家庭の光景ではないでしょうか。
明日使う教科書とノートの向き、酒類などが、そろえられていて、
宿題もやってあって、プリント類はファイルにそろえて入っていて、
鉛筆や消しゴムは、筆入れの中にそろえて入っていて、完全に収まっている。
お手紙類、プリント類は、クリアフォルダに、角がそろえて入れてあって、
折れてない、はみ出していない。
というのが、ランドセルの中の理想の状態ではないでしょうか。
大人は、鉛筆が丸まっていたら“きちんと”ではないと思うのではないでしょうか。
手の中に納まってしまうような長さの鉛筆を使っていたら“きちんと”ではない気がします。
消しゴムが筆入れに入っていれば“きちんと”でしょうか。
爪よりも小さくなってしまった消しゴムで、ちまちま消していたら
“きちんと”ではないような気がします。
でも、子どもは、筆入れにあるんだから、小さくても、
“きちんと”入っていると思っているかもしれません。
上下がさかさまになって、教科書がランドセルの中に入っていても、表紙の向きがそろっていなくても、“きちんと”入れたと思っているかもしれません。
ノートを科目ごとに分けないとか、忘れ物をした時に、他の科目のノートの後ろにちょこちょこと書いてしまうのは、“きちんと”ではないし、もし、そのような状況になってしまったら、元の科目のノートに書き写しておくことが“きちんと”だと大人は、ふつうは、考えます。
大人の“きちんと”の基準を、子どもに一つひとつ教えていって、大人の要求する水準を子どもに知ってもらうことが、子どもの賢さの一つになります。
相手の価値観を知ることになるからです。
そして、それに合わせて、自分を工夫していくことができるからです。
ちょうどGWも明けて、学校にも慣れてきて、
家庭でいろいろな習慣を確認するには、いい時期だと思います。
ぜひ、ご家庭の“きちんと”を子どもに教えてあげてください。
白石教室:北山あさえ
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