2021年5月13日木曜日

“きちんと”は、大人と子どもで違うかもしれない!

 

“きちんと”は、大人と子どもで違うかもしれない!

 と思ったことはありませんか?


母「明日の用意、きちんとできたの~?」

子「うん、できてるよ~」

母(ランドセルをチェック)

母「全然できてないじゃないの!」

 

よくあるご家庭の光景ではないでしょうか。

 

明日使う教科書とノートの向き、酒類などが、そろえられていて、

宿題もやってあって、プリント類はファイルにそろえて入っていて、

鉛筆や消しゴムは、筆入れの中にそろえて入っていて、完全に収まっている。

お手紙類、プリント類は、クリアフォルダに、角がそろえて入れてあって、

折れてない、はみ出していない。

 

というのが、ランドセルの中の理想の状態ではないでしょうか。

 

大人は、鉛筆が丸まっていたら“きちんと”ではないと思うのではないでしょうか。

手の中に納まってしまうような長さの鉛筆を使っていたら“きちんと”ではない気がします。

消しゴムが筆入れに入っていれば“きちんと”でしょうか。

爪よりも小さくなってしまった消しゴムで、ちまちま消していたら

“きちんと”ではないような気がします。

でも、子どもは、筆入れにあるんだから、小さくても、

“きちんと”入っていると思っているかもしれません。

上下がさかさまになって、教科書がランドセルの中に入っていても、表紙の向きがそろっていなくても、“きちんと”入れたと思っているかもしれません。

ノートを科目ごとに分けないとか、忘れ物をした時に、他の科目のノートの後ろにちょこちょこと書いてしまうのは、“きちんと”ではないし、もし、そのような状況になってしまったら、元の科目のノートに書き写しておくことが“きちんと”だと大人は、ふつうは、考えます。

 

大人の“きちんと”の基準を、子どもに一つひとつ教えていって、大人の要求する水準を子どもに知ってもらうことが、子どもの賢さの一つになります。

 

相手の価値観を知ることになるからです。

そして、それに合わせて、自分を工夫していくことができるからです。

 

ちょうどGWも明けて、学校にも慣れてきて、

家庭でいろいろな習慣を確認するには、いい時期だと思います。

 

ぜひ、ご家庭の“きちんと”を子どもに教えてあげてください。

 

白石教室:北山あさえ

 

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