2021年5月28日金曜日

「勉強部屋? 遊び部屋?」

 


「自主的に勉強する」人になるため、

子どもには、「家で 自分で 勉強できる」

ようになってもらいたい。

 

ということで、

家の、勉強している場所

(特に自分の勉強スペース)を

「勉強する場」にしましょう。

 

「勉強する場」を作るための条件を考えてみましょう。

 

人間は、その「場」に大きく左右されます。

 

図書館に行けば静かにするし、

遊園地に行けば騒ぐし、

塾に行けば勉強する。

 

お子さんの勉強部屋あるいは勉強スペースは、

どんな「場」になっていますか?

 

部屋などの「場」を、

勉強するための「場(勉強部屋)」にする方法は3つです。

 

A) 片付ける

かたづけましょう。

それだけで、勉強の効率が3倍以上になる人もいます。

 

B) 置くものを限定する

遊び道具(マンガ、携帯、ゲーム)などを置くと、

そういう「場(遊び部屋)」になってしまうのです。

 

C) 「場」に入ってすぐ勉強をする

人間は、その「場」に入って一番最初にした行動に左右されます。

他にすることがあるなら、

15分ほどの短時間でもいいので、

家や部屋に入ったらすぐに勉強しましょう。

 

B)の置くものについて、

C)15分の勉強については、

また別の機会に譲るとして、

 

今回は、

片付けることについて

説明します。

 

片付ける場所は3つ。

 

1.かばん

2.つくえ

3.部屋もしくはスペースです。

 

やることも3つです。

 

1.すべてを引っ張り出し

2.選別し

3.収納する

(選別:ここでは、

「いるもの」と「取っておくもの」と「捨てるもの」に分けること)

 

まず、かばんと机の上をまずやっつけましょう。

机の引き出しと部屋は、少しずつこまめにやるのがいいです。

 

1.かばん

入れてある物を全て出します。

筆箱の中身、小さなポケットの中身なども、全部です。

 

氏名の書かれたワークに、

氏名の書かれた解答が

はさまっていますか?

 

前の試験範囲のテキストが

入っていませんか?

 

一昨年や去年のテキストを持ち歩いている人はいませんか?

 

はるか昔のプリント類は入っていませんか?

 

あるものは本箱や机の引き出しへ。あるものはゴミ箱へ。

それから、使いやすいようにかばんに戻します。

 

2.つくえ

机の上の物を全ておろします。

ついでに、できることなら、
引き出しの中身も全て出してみます。

 

机の上は、綺麗な雑巾などでピカピカにふきます。

 

机からおろした物のうち、

あるものは本箱や引き出しへ。あるものはゴミ箱へ。

残った物を収納し直します。


3.部屋自体

同じ要領でやります。部屋から

すべてのものを出すのは現実的ではありません。

 

机のヨコの隙間にためてあるもの、ベッドの下に押し込んであるもの、遊び道具と本などが混ざってしまっている場…など、部屋の中のこの場所、と区切って始めるほうが、きれいに早く片付きます。

 

 パシフィック・セミナー 代表 北山義晃


まとめ

「場」を整える。場所も、することも3つずつ!

1.整える場所

  かばん、つくえ、部屋

2.すること

  全部出して、選別して、収納する


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