どんなことであれ、
子どもの代りにやってあげることはできない。
試験勉強も、宿題も課題も、
本人が、やるかやらないかを決断し、
そしてやるなら、実行し、継続するしかない。
決断し、実行し、継続するのは本人だ。
例えば、
成績が上がった後、
子どもは、3通りに分かれる。
A)この成績を一時的なもので終わらせてしまう
B)この成績を継続的に取れるようになる
C)さらに上を狙っていく
分かれる、と書いたが、
どのパターンにするかを選んでいるのは、子ども本人だ。
「どのパターンにしたいかを決めるのが子ども本人」ということではなく、
「子ども本人が結果を選択している」という意味だ。
無意識に選んでいるか、意識して選んでいるかという違いはあるにせよ、
必ず、本人が選んで決めている。
親や講師は選ぶことができない。
ただ、親や講師は、
子どもに、選択肢を意識させることならできる。
ほっとくと
先のことなんか考えちゃいない子どもが結構多い。
しかし、ちょっと選択肢を示してあげるだけで
先のことを真剣に考え始める子どもも結構多い。
だから、選択肢を示してあげることは、なかなか有効だ。
選択肢を選ぼうとすると、
自分の未来について考えてみることになるわけだから、
意外と真剣に選び始める。
少なくても、切り分けたケーキを選ぶ時よりは
真剣に選ぶものだ。
そして、自分で選んだ分、
他人から言われた時よりは、成長するものだし、
「ちょっとは頑張ってみるかな。」なんて思ったりもするものだ。
選択肢を提示したり、
どんな選択肢があるか考えさせたりすると、
子どもが、自分で考えて、自分で決めるようになっていく。
選ぶことができるのは、選ぶ練習をしている人だけだ。
自分で決めることができる人に成長してもらうためにも、
適切なタイミングで、選択肢を意識させてあげたい。
そして、子どもが選択したら、見守ってあげたいものだ。
(まとめ)
何であれ、
子どもの代りにやってあげることはできない。
本人が、決断し、実行し、継続するしかない。
いろいろある選択肢を、子どもに示してやることはできる。
適切なタイミングで選択肢を示してやることは、
(あるいは選択肢を探してみるように勧めることは)
子供の成長につながる。
選ぶことができるようになるのは、
選ぶ練習をしている人だけだ。
なので、子どもに選択をさせる必要がある。
子どもが、選択肢を選んだ後、見守る。
パシフィック・セミナー 代表 北山義晃
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