「家では勉強しないんです…」
塾だと勉強するんだけど・・・
家ではなかなか・・・
そんな声を耳にすることも多い。
塾や学校は勉強する場になっているので、
比較的勉強をしやすい。
だから、塾では勉強するけれども
家では勉強しない(できない)という人も多いわけだ。
家庭学習を、塾や学校で推奨しているのには意味がある。
単純に、勉強の機会を増やした方が成果が出やすいというのもあるが、
それだけではない。
家庭学習は、子どもを大きく成長させる。
塾で宿題を出しているのは、
家庭学習をやってもらいたいからだ。
言い換えるなら、
家で一人で取り組む時間を取ってもらいたいからだ。
先生がいなくても、
周りに友達がいなくても、
お膳立てが少しぐらい整っていなくても、
自分一人でも勉強できる。
小さな一歩かもしれないが、
自律への一歩だ。
塾や学校で、
音読をみんなで一緒にやってみる。
計算の競争を友達とやってみる。
問題を先生に教わりながら解いてみる。
そして、家で、一人でもやってみる。
その繰り返しで、
だんだん自分一人で考えたり、
自分一人でできたりすることが多くなっていく。
周りで環境を整えてもらってやっていたことを、
環境を整えることも含めて、自分でできるようになる。
自分で誘惑に打ち勝ち、
自分で勉強道具を用意し、
自分で何をやるか考えて、
自分で取り組む。
そのために、
「家で、自分で、勉強してみる」人になってもらいたい。
塾や学校でインプットしたことを
家でアウトプットしてみる。
さて、そのためにはどうしたものか?
塾や学校で勉強できるならば、
家をそういう場(=勉強する場)にしてしまえばよい。
家の、特に自分の勉強している場所(勉強スペース)を
「勉強する場」にしてしまう。
「勉強する場」を作るための条件を
次回から、紹介していこうと思う。
パシフィック・セミナー 代表 北山義晃
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