小学生は、夏休みが終わりました。
2学期は、長い学期です。子どもも親もなんとなく過ごしてしまうと、何となく過ぎていってしまいますが、目標を持って過ごすと、成果の出やすい、成長を感じられる学期になります。
2学期は、学校での学習内容が濃くなる学期です。
応用問題になった時に、新しい説明を聞いてすぐに理解できる子と、理解するのに時間のかかる子がいます。
頭の回転が速い方がいいとか、遅いとダメ、という意味ではありません。
すばやく理解しても、その後の伸びの少ない子もいれば、
理解に時間がかかってもできるようになった後は応用が利く子もいるからです。
親としては、どちらのタイプなのか子どもを観察し、
勉強が理解できるようになる過程を見守ってあげることが大切です。
まず、理論(理屈)も含めて丸暗記してしまうタイプの子どもは、
応用問題になってもすべて丸暗記する傾向があります。
それはそれで頭がいいと言えます。
近い将来的な課題は、初見の応用問題に対応できるかどうかです。
逆に、理論(理屈)を納得するまで時間がかかるタイプの子どもは、
出題のされ方が変わっても、基本的な考え方を理解していますから、
初見の応用問題でもあまりひるむことはありません。
このタイプの子の課題は、理解するまでに少し時間がかかるので、
周りから評価されない期間があり、子ども自身が、自分は勉強に向いていないかもしれないと思いこみを始めてしまうことがあることです。
親はどうしても、この両方を子どもに求めてしまいがちです。
残念ながら、両方のタイプを満たす子は、めったにいません。
どちらのタイプも、その後伸びるためには、周囲がいいところを見つけて、ほめて、励ましながら、
本人が自力で試行錯誤していくことが必要です。
(前者の子は、応用問題に対応するために。後者の子は、理論を理解するために。)
ぜひ、我が子のタイプを理解して、見守り、子どもが頑張っている途中で、心無い誰かからの余計なひとことで傷つくことのないよう、励ましてあげたいですよね。
パシフック・セミナー 白石教室:北山あさえ
0 件のコメント:
コメントを投稿