国立高等専門学校機構は、2022(令和4)年2月の入試から、受験生が居住地の最寄り会場で全国51校の国立高専を受けられる制度を本格的に導入することを発表しました。
今年2月の入試では、コロナ禍で都道府県を越えた受験が難しくなったため、試験的に国立高専47校と大学等の全国計63会場で、47校の試験を受験できる制度を実施しました。新型コロナの感染状況は全国的に落ち着きを見せてきていますが、冬場に再拡大の可能性もあり、来年2月に行われる入試では、全51校の試験を全国計80会場で受けられるようにしたものです。
例えば、函館高専はこれまでも札幌会場を設けていたため、札幌市でも受験することができました。ところが来春の入試では、仙台高専や広島商船高専等も札幌市での受験が可能になります。
国立高専では試験問題が共通で、各校はこれまでも都市部などに学外会場を設けてきましたが、希望校の会場がなければ、泊まりがけや多額の交通費を使って受験校まで行く必要がありました。コロナ禍の下での都道府県を越えた移動に対する懸念への対応と経済的な負担の軽減で、中学生が高専への受験に挑戦しやすくなります。利用できる会場一覧は以下のとおりです。
北海道の4高専はそれぞれホームページを持っており、各高専サイトへの入り口として『道内4高専ポータルサイト』を開設しています。ぜひご覧になってみてください。
澄川教室・鈴木
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