先週の記事の続きです。主に新中3生向けの記事です。
【学科の種類】
公立高校の学科の種類について詳しく述べていきます.
【普通科】普通科は、将来において必要とされる知識・技能の基礎となる教科・科目(共通教科)や、幅広く教養を高め、自己の特性や将来の進路に適した教科・科目を学ぶのが特徴です。近年では高校を卒業した後に、4年制大学や短大、専門学校等へ進学するのが前提となっており、すぐに就職する生徒は少ないです。
【専門学科】専門学科は、大きく分けて2つのグループがあります。
職業学科に該当するのが、農業科、工業科、商業科、水産科、家庭科、看護科、福祉科等で、高校を卒業した段階ですぐに職に就くことができるよう、専門教科の時間が大きな割合を占めています。なお、最近では職業科を卒業した後に4年生大学等へ進学する生徒も増えています
専門学科(専門学科の中の専門学科)に該当するのが、理数科、外国語科、体育科、工芸科等で、こちらのグループでは、専門教科の時間が多めになっているものの、普通科に近いカリキュラムが組まれており、普通科と同様に高校を卒業した後に、4年制大学や短大、専門学校等へ進学する生徒が多いです。
【総合学科】総合学科は、普通科・専門学科に並ぶ第3の学科として設置されたもので す。様々な科目が開設されており、生徒は将来の進路などを考えながら、自分で科目を選んで学習することができるのが特徴です。
専門学科の中の職業学科の種類について詳しく述べていきます。
【農業科】
伝統的な稲作や畑作について総合的に学ぶ農業科をはじめ、果物や野菜、花卉(かき)の栽培について学ぶ園芸科、肉牛や豚の飼育・加工を学ぶ畜産科、乳牛の飼育と乳製品の加工を学ぶ酪農科などがあります。
【工業科】
第2次大戦前から続く伝統ある学校では、建築科、土木科、機械科、電気科の4科が置かれていることが多いです。
建築科では、ビルや住宅の設計、製図、施工について学び、2級建築士を目指します。土木科では、道路、鉄道、橋の計画、設計、施工について学びます。機械科では、機械の設計、製図、製作、操作について学びます。電気科では、電気の分野で情報、製造、保守、工事、技術サービスについて学びます。
近年では、化学を工業分野で利用することを学ぶ化学科、エレクトロニクス部品について特化した電子科、コンピュータ工学や情報工学について学ぶ情報科学科なども増えています。
次回へつづきます。 澄川教室・鈴木
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