2021年6月10日木曜日

ゲームは必ず習慣化するのに、、、

 

「勉強しなさい」と毎日言っても勉強の習慣は身につかないのに、

「ゲームをそんなにやっちゃダメ!」と叱っても、うちの子は、毎日、必ずゲームをします。

 

というご家庭もあるのではないでしょうか。

 



ゲームは、どんなに忙しくても、どんなに疲れていても、
すきま時間を見つけて、やる子どもも多くいます。
今日はやらなくてもいいんじゃないの、という日でも、
どうしても、やりたがります。
眠くてもやります。中毒のようにやっています。

 

「ああ、ゲームと、勉強が逆であってくれたらいいのに。。。」

 


子どもは多かれ少なかれ、天邪鬼(あまのじゃく)なところがあり、
大人がダメだというものほど欲しがります。

 

その性質を利用して、ゲームと勉強をあべこべに子どもに言ってみたら、
どうなるのでしょうか。

「勉強をしてはいけません」と叱ったら、勉強をするようになるのでしょうか?

「ゲームをしなさい」と叱ると、ゲームをしなくなるのでしょうか?

 

  

実は、当時小学3年生だったうちの子に、
まだ、学校の勉強も、宿題も、それほどプレッシャーはなく、
多少失敗したり、わからなくなったりしても、何とか後からフォローできて、
学校の先生や成績にもそれほど影響はない時期に、
このことをやってみました。

 

ちょっと生活習慣が乱れて、反抗期で、お手伝いもしてくれないし、
勉強もいい加減で雑、だらだらダラダラゲームをしている時期で
どうしようもなかったのです。

 

そんなにその生活がいいなら、お手伝い禁止。勉強禁止。
2週間。学校の宿題もやってはいけない。読書も禁止。
ゲームしかしてはいけない。


 

 するとどうでしょうか。

最初の数日は、ちょっと嬉しいんです。
でも、数日たって、あれ?おかしいぞ、と気づきます。
そして、何か別のことがしたくて、うずうずします。

でも、勉強すると叱られるのです。
親に隠れてこそこそと部屋で勉強して、見つかって怒られるのです。

 

とても楽しい?2週間でした。

その後は、今までほどは変な生活をしなくなり、
子どもなりにちゃんとやるということをわかってくれたような気がします。

 

子どもが勉強を習慣化しない原因はいろいろとあるかもしれませんが、
一つの要因として、
子どもは、ゲームとか、勉強とかに反応しているのではなくて、
大人からの押し付けに反応している可能性があります。

 

 大人からの言葉がけのアプローチの仕方次第で、子どもの反応は変わってくるものです。

ぜひご家庭でもちょっと知恵を絞って、
子どもの天邪鬼に対抗して、
お父さんやお母さんからも、子どもの裏をかくようなアプローチを
考えてみるのも悪くないかもしれません。

それでも、ご家庭でうまくいかない時には、
一緒に知恵を出し合いますので、ぜひ当塾の先生に相談してみてください。


 白石教室:北山あさえ


ちなみに、下の記事も参考にしてくださいね。

教育・子育て・学習法【個別指導パシフィック・セミナー】: 毎日コツコツ1日30分より、1週間で3時間半? (pacificseminar.blogspot.com)


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